ブンデスリーガクラブ育成調査 〜1.FSVマインツ05 U19 ・2020/21〜

ラインランド・プファルツ州の州都であるマインツを本拠地とする【 1.FSVマインツ05 】の育成事情について調べてみました。過去トップチームには岡崎選手、武藤選手などが在籍し、監督としては、ユルゲン・クロップ、トーマス・トゥヘルなどの名将も過去に指揮をとっていました。トップチームのみでなく育成にも定評があるクラブの一つです。

 

○調査したチーム情報

  • 1.FSVマインツ05 U-19
  • U-19 ブンデスリーガ(南/南西地域)
  • クラブとして2軍(U-23)を保有し、レギオナルリーガ(4部)に参戦している
  • 在籍人数:27名(U-19/10名 U-18/17名)(ドイツ国籍/17名 ドイツと他国の二重国籍/6名 多国籍/4名)
  • パートナークラブ:7クラブ

○調査結果

U-19から所属 :1名(他国から)

U-18から所属 :0名

U-17から所属 :6名(他国から2名、他のNLZから1名、街クラブから3名)

U-16から所属 :6名(他のブンデスリーガクラブから1名、他のNLZから4名、街クラブから1名)

U-15から所属 :4名(他のNLZから2名、街クラブから2名)

U-14から所属 :0名

U-13から所属 :2名(他のNLZから1名、街クラブから1名)

U-12から所属 :2名(パートナークラブから1名、街クラブから1名)

U-11から所属 :2名(他のブンデスリーガクラブから1名、街クラブから1名)

U-10から所属 :1名(街クラブから1名)

U-9から所属 :0名

U-8から所属 :1名(街クラブから1名)

不明:2名

 

まとめ

育成チームと言われるU-14以下から所属している選手は全体の約30%の8名、多くはU-15、U-17から移籍してきています。U-14以降体格も変わり、11人制の中でどのようなパフォーマンスを発揮できるかも影響しているでしょう。移籍元のクラブとしては年齢が高いと他国や他のブンデスリーガクラブ、NLZ(ドイツサッカー協会公認アカデミークラブ)からの移籍がほとんどとなります。街クラブから移籍してくる選手もいますが、強豪クラブと言われているチームからの移籍となります。

育成に定評のあるクラブでさえ全体の半分くらいは強化チーム(U-15)以降にチームへと加入してきます。

前回調査したアイントラハト・フランクフルト同様に年齢が上がるごとに移籍元のクラブは他のブンデスリーガクラブやNLZ、強豪クラブへと絞られるので、街クラブからスタートした選手も数回の移籍を繰り返してブンデスリーガクラブへとたどり着くことが予想されます。

 

※参考:Transfermarkt.com / kicker.de / 個人調べ

※移籍時期、移籍元のクラブ不明の選手が2名いるので、人数等に多少の誤差があります。