日本でもドイツでも育成における理想は自クラブで育て、プロ選手を排出することでしょう。しかし、日本でもユースには上がれず、高体連を経験してからプロ選手となったり、ユースから大学を経てプロ選手となることがあります。
どこに身を置けば一番成長できるかの判断は難しいところがあります。プロクラブであっても選手の成長度合いを明確に当てることは困難でしょう。
今回はフランクフルトをホームタウンとするアイントラハト・フランクフルトのU-19に所属する選手がいつから在籍しているかを調べてみました。
昨シーズンの結果はこちら
結果 (全27名)
(GK:3名 / FP:24名 U-19:13名 / U-18:14名)
(ドイツ国籍:11名 ドイツと他国の2重国籍:10名 ドイツ以外の国籍:6名)
U-19から :2名(他のブンデスリーガクラブから)
U-18から :0名
U-17から :6名(他国のクラブから4名、他のブンデスリーガクラブから2名)
U-16から :7名(他国のクラブから1名、他のブンデスリーガクラブから1名、他のNLZから4名、街クラブから1名)
U-15から :6名(他のNLZから3名、街クラブから2名、不明1名)
U-14から :0名
U-13から :3名(他のNLZから1名、不明2名)
U-12から :3名(街クラブから2名、不明1名)
まとめ
育成チーム(U-14以下)から在籍している選手は6名で全体の22%ほどです。U-15からは強化チームとなるので、強豪クラブや他のNLZ(ドイツサッカー協会公認アカデミークラブ)からの移籍となり、さらにユース年代のブンデスリーガである、U-17ブンデスリーガ、U-19ブンデスリーガを戦う年代ともなれば、他国や他のブンデスリーガクラブからの移籍となります。
以上のことからアイントラハト・フランクフルトの傾向としてはしっかりピラミッド式の中での移籍が行われ、さらに年代が上がるとその範囲は他国へと広がっていきます。
参考サイト:アイントラハト・フランクフルト クラブH.P.、Trankfermarkt.com、FuPa.net / 個人調べ)