指導者の移籍とチーム構成

7月に入り、新しいシーズンがスタートしました。今年はコロナの影響で変則的なシーズンとなりましたが、徐々にサッカーの日常が戻りつつあります。

まだ制限等がありますが、トレーニングは行えています。コロナの影響で十分に休んだので、頻度はまだ少ないですが、夏休みも継続してトレーニングを行なっていく予定でいます。

 

 

新しいシーズンを迎えたこともあり、今回は指導者の移籍チーム決めについて書いていきたいと思います。

昨シーズン、一緒に戦った監督は現場から少し離れて管理職の時間を多く取ることになりました。私もU15からU13/U10にチームが変わり、両チームともに新しい指導者と共に行うことが決定し、実際に指導を行なっています。両名とも昨シーズンは私たちのクラブではありませんでした。

指導者がチーム/クラブを変える理由

  • 目的のカテゴリー(リーグ)で指導したい
  • 目的のチーム(年代)で指導したい
  • 他クラブを経験したい
  • 指導者仲間の誘い
  • 仕事の関係
  • 家族の関係

 

指導者の数だけ、その置かれている環境や目指しているところがあるとは思いますが、指導者がクラブを変える大きな理由としては上記の内容ではないでしょうか。

※育成年代の指導においては給与として所得を得ることがほどんどないのが現状ですので、金銭面で合わないということは少ないと予測されます。

実際にシーズンが変わるこの時期には指導者間でも多くコンタクトが行われています。実際に私もありがたいことに「次のシーズンはどうする?」という連絡をもらいます。「指導者を探しているから来て。」という時もありますし、「来季は決まった?」と状況を確認するときもあります。

 

私たちのクラブとアイントラハト・フランクフルトの関係

育成年代において、アイントラハト・フランクフルトとは育成年代においてのパートナークラブ関係にあります。それは、選手(子供たち)だけに関わることではなく、指導者も関わってきます。

昨シーズン、今シーズンと2シーズン続いてアイントラハト・フランクフルトのアカデミーチームを指導していた指導者が私たちのクラブへと移籍してきました。1名はU11のアシスタントコーチがU13の監督に就任、さらに今シーズンはU15の監督となりました。もう1名はU14のアシスタントコーチがU19の監督に就任しました。さらに今シーズンは1名のコーチはアイントラハト・フランクフルトのアカデミーコーチへと就任しました。

ブンデスリーガクラブのアカデミーでは、監督として指導したいチームに関われない、もしくは監督ではなく、アシスタントという立場の指導者がパートナークラブへと移籍し、それぞれ監督としてのキャリアを構築しています。その後、その指導力が認められたり、タイミングが合えばまたブンデスリーガクラブのアカデミーへと戻ることも多いに考えられますが、こればかりはタイミウング等も大きく影響してくるので、誰にもわかりません。

 

チーム構成

クラブや年代によっても異なりますが、基本的には監督(Chef-Trainer)、コーチ(Co-Trainer)、お世話係(Betreuer/in)、お金の管理(Kassenwart)でチームを運営していきます。

※お世話係とお金の管理は保護者の中から手伝ってもらっています。

監督の上にはユース・ダイレクター(Jugend-Leiter)がいて、クラブとしての方向性などを監督と話をして決めていきます。