ドイツサッカー協会公認B級ライセンス保持者を対象とした指導者講習会に参加してきました。
私がB級を取得したのが2017年、ライセンス更新のためには2020年末までに20ポイント分の講習に参加することが義務付けられています。今回の講習は、9時30分から18時00分までで10ポイント分を取得することが出来ます。また泊まりでの講習などもあり、その場合は1回で20ポイント分を取得することができます。
ケルンで指導に関わっている者にとって、指導者講習といえば、Hennef(ヘネフ・スポーツシューレ)ですが、今回はヘッセン州サッカー協会での講習のため、Grünberg(スポーツホテル・グリューンベアク)へと行ってきました。
フランクフルト(Frankfurt am Main)からは、ギーセン(Gießen)で乗り換えて、グリューンベアク(Grünberg)まで行き、駅からは約2.0km(徒歩25分)程のところにあります。※16.00€(約1,920円 / 2~3時間)
1日の流れ:
- 09時30分~09時45分 : 集合、挨拶、オリエンテーション、自己紹介。
- 09時45分~10時15分 : 講義(テーマについて整理)
- 10時30分~12時15分 : 実技(講師主体でメニューの紹介)
- 12時30分~13時30分 : 昼食
- 13時30分~14時45分 : 講義(受講者でのグループ作業:テーマが与えられて、テーマに対する実技のメニューを考える)
- 15時00分~16時45分 : 実技(指導実践:各グループ)
- 17時00分~18時00分 : まとめ
おおまかに以上のような流れで行いました。質問や意見交換が多いドイツでは、主となって発言、進行する人がいますが、講義でも実技でも多くの意見交換が行われます。
テーマ:『 中盤でのプレッシングからの切り替え 』
今回のテーマは、『中盤でのプレッシングからの切り替え』でした。まずは講義で、状況やオプション、知っておくべき情報、実際の行動などについて整理し、それを元に実技へと移ります。
様々な選択肢があるのがサッカーで、哲学やシステムなどによっても正解は異なりますが、根本となる考えはしっかり持っていなければならないと改めて感じました。
施設には、育成年代にヘッセン州選抜など出身の選手のユニフォームが飾られていました。ユニフォームと一緒に在籍クラブも記載されていました。多くの選手が一つのクラブで育ったわけではなく、何度か移籍を経験しプロのキャリアへと繋いでいるようです。
今年は来月にもう一度講習会に参加する予定です。違うテーマで、いろいろな知識、指導者に出会えることを楽しみしています。
今日は参加できませんが、在籍チームの公式戦がありました。アウェイで12-1と快勝し、単独首位へとなりました。前期終了まであと4試合、年内は後期分の1試合も行われるため、合わせてあと5試合が残っています。良い形で年内を終えられるように来週からひとつひとつ取り組んでいきたいと思います。