2018年11月18日:今日はU11年代の練習試合を見学してきました。2008年生まれの子たちなので、年齢は皆10歳くらいです。
対戦カードは、Eintracht Frankfurt – SV Wehen Wiesbaden 。
SVヴェーエン・ヴィースバーデンはアイントラハト・フランクフルトと同じヘッセン州にあるクラブでトップチームは過去ブンデスリーガ2部で戦っていたこともありますが、近年は3部リーグで戦っています。
主にこの年代は7対7の試合が行われますが、両チームとも高いレベルのチームであるので、ドイツで主にU13、12が試合をする9対9(1人審判制)で行われていました。
【試合】
25分を3本行い、結果は3-0、1-1、5-0の計9-1でアイントラハト・フランクフルトU11が勝利を収めました。
両チーム技術はしっかりしていますが、アイントラハト・フランクフルトがひとつ、ふたつ抜けていて、さらに個々の特徴もあり、チームとしても機能していました。
サッカーでいうと両チームともパスで繋ぎ前へと運んでいきますが、アイントラハト・フランクフルトはDFラインでサイドへ展開しながら縦を窺ったり、中盤で良いポジションを取り、縦へ自ら運んだりと大人のサッカーがチラホラ見受けられました。
しかし、子供は子供なので、動きにぎこちなさがあったり、判断、オフの部分では課題がたくさんあるように感じました。もちろん技術面も満足できるものではなく、さらに高めていく必要があります。
SVヴェーエン・ヴィースバーデンの方は、フリーでの技術は低いわけではありませんが、寄せられたなかでの判断やプレッシャーのあるなかでの技術に課題があるように感じました。
両チームの監督の試合中の指示は、聞こえた限りで、アイントラハト・フランクフルトはスピードを要求、SVヴェーエン・ヴィースバーデンは当てて落としてのパス、ボールを動かす部分を狙ってやっていくような声が聞こえてきました。
日本もドイツも子供のガムシャラ感は同じですが、ドイツの方か身体をぶつける場面、そして泣く場面が多いかなと感じています。さらに審判に対しても意見であったりを良く主張しているかなと思います。
保護者の方も日本とは雰囲気が少し違って、審判に対して主張したり、プレー、プレーに対してよくリアクションをしたり、感情を表したりしています。
昨日のU19の試合では、審判にヤジを言っている場面も耳にしました。
「何を見たんだ‼」「メガネ必要か!?」
みたいな感じですが、第3者として観ていて、昨日の審判のジャッジは普通(もちろん中には、ん!?、いやいや、というジャッジをする人もいます。)で、やはり皆、応援しているチームびいきにいろいろ言っているように思います(サッカーですので普通のことですが…)。
どっちにしてもサッカー熱の高さはグランド内だけでなく、グランド外でも繰り広げられていて、みんな好きなんだなぁと感じました。
【まったく別の話】
今週は過去にブンデスリーガで活躍した車範根(チャ・ブングン)氏のアカデミー!?チーム!?がフランクフルトを訪れています。今日のU11の練習試合のあとにはU16とので練習試合が組まれていました。
日本だけでなく、韓国でも国際交流などで試行錯誤していて、日々サッカーは動いているんだなと感じました。アイントラハト・フランクフルトのアカデミーにも韓国の子が在籍していて、アジアの今後が楽しみです。