ドイツ育成年代の夏休み:2021年

今回はドイツ育成年代の夏休み状況について紹介します。

2020年3月にコロナ禍に入り、約3ヶ月のコロナ自粛期間がありました。自粛明けもさらに渡航や移動などの制限や不安もあったため、自国へ帰る選手(家族)や旅行をする選手(家族)も少なく、コロナで十分休んだ。という声も多く、そのまま練習をするチームも多かったと感じます。

今年、2021年はコロナの影響は続くもののワクチンの普及などにより渡航の制限も緩和され、コロナとの付き合いにも慣れてか、長期休みをとる選手(家族)はコロナ前の状況と同じようになったと感じます。

 

ドイツでは夏にシーズン移行期間があり、気温も高く、学校も夏休みということもあり、サッカーも2〜4週間の長期の休みをとるチームが一般的です。

 

🇩🇪ドイツ育成年代チームの夏休み一例


チーム(U-11):19名(17名:選手 / 2名:指導者)
長期休みを報告した人:14名
平均連続休み期間:16.5日
平均申告休み期間:17.4日(例:13日間と4日間)
最長連続休み期間:31日
最短連続休み期間:8日(選手の場合)
2021/22シーズンのリーグ戦はまだ公式発表されていませんが、9月中旬を予定します。準備期間に約3週間くらい費やすと考え、私たちのチームでは7月19日から8月15日まで夏休みを取ることになりました。
選手(家族)によっては7月19日まえから休みに入る人もいますし、多くの人は8月16日以降も長期休み中の人もいます。
今回の一例はU-11の一例であるため、他クラブ、他チームの状況は多少異なりますが、ドイツ育成年代としては一般的な日数ではないかと思います。
U-15、U-17/19、成人になるにつれて休みの期間は異なり、チームの所属しているリーグや目的によっても異なります。
トレーニングの評価のみでなく、栄養の評価、休みの評価にも意識を向けることで、トレーニングの質も異なり、結果チーム、個々の成長へも影響するでしょう。
栄養や休み、トレーニングの評価は細かく簡易的に数値化できるものでもないので難しいですが、いち指導者としてチーム、選手の成長に関わることには意識を向け、正しく評価して、積み重ねていきたいものです。