【#44 当てて、落とした後のプレー】 をベースに下に他の2つのバリエーションを紹介しています。
説明)
シンプルに当てて、落とす練習がありますが、次にどんなプレーをするかによって一つのパスの意図も変わってきます。
この練習メニューでは、シンプルにボールを受けに行き、(角度ゼロ) その選手にボールを当て、そのままボールを落とします。 その後、ワイドへ開き、 縦への角度を作った状態の選手の足元へボールをつけ 縦へ運びます。
役割は2つ
1)
- ボールを受けに行く
- 落とす
- ワイドに開き、ボールを受ける
- 縦へ運ぶ
2)
- ボールを当てて、再度受ける
- サイドへ展開する
- (1)の役割へ移行
(ポイント)
ベースとなる足、パススピード、身体の向き、ボールを受ける場所 を決めます。
・ボールをまっすぐ受けに行く ⇨ DFを確認しにくい、縦の視野を確保できない、というデメリットがありますが、DFとボールを間に位置取ることで、ボールを失うリスクを軽減します。
・パスを受ける足(最初のパス) ⇨ 直線的にボールを受けに行っているので、ボールを失うリスクはさほど高くありません。そのため、どちらの足につけても問題ないでしょう。相手選手が近くにいる場合には、相手選手から遠い方の足へボールをつけます。
・落とすボール ⇨ プレーの目的、チームの意図によって異なります。
- シンプルにまっすぐ落とす
- 展開するサイドと同じ方向へサポート
- 展開するサイドと逆側へサポート
- 味方選手に寄ってサポート
- 味方選手から離れてサポート
と大まかに5つの中で方向(位置と意図)は決めておきましょう
・サイドに開いた選手の身体の向き ⇨ サイドに背を向けた状態で、ボールと味方選手、目的の味方選手、相手選手を同一しやで確保できる身体の向きを保ちます。
・落とすボールとサイドへ展開するボール ⇨ 基本的には攻撃方向に近い方向の足へ強いボールを付けます。
バリエーション①)
②の選手がワイドに開いた後にボールを受ける選択肢として、大きく3つの選択肢があります。
・足元で受ける
・縦のスペースで受ける
・内側のスペースで受ける
※ここでは【下がって、ターン】、【①へ落とす】などの選択肢ははぶきます。
バリエーション②)
優先順位的には1番にくる選択肢です。
味方選手がワイドに開くことによって出来たスペースを利用して高い位置にいる3人目にパスし、その落としを受けます。
準備)
- 人数:4人から
- ボール:1個
- 道具:マーカー/6枚
※紹介しているトレーニングは私が現地で行っている練習や現地の指導者が行なっていた練習など様々です。