日本では中学生の選択肢としては部活とクラブチーム、高校生ではほとんどが部活に行き、少数派でユースやクラブチームへと在籍します。
ドイツではクラブがメインですので、【部活】か【クラブ】かという選択肢はありません。移籍も多く、年代が上がるごとにピラミッド状に狭き門となってきます。U19のブンデスリーガは14チームのリーグがドイツ全土に3つ、計42チームのトップリーグということになります。
日本でもプレミアリーグ(東西各10チーム:計20チーム)やプリンスリーグ(9地域:各10チーム:88チーム ※北海道のみ8チーム )などリーグ戦が整って、拮抗したリーグ戦が多く行われるようになってきたので、子供たちにとっては良い経験になると考えられます。
以下、県リーグや地区リーグなどもあるので、年間通じてのリーグ戦を充実させ、新人戦、関東大会、インターハイ、選手権などの多くあるのトーナメントのうちいくつかは削って行っても良いのではと個人的には考えます。
アイントラハト・フランクフルト 育成事情;
私が実習で関わった年代の子たち(2005年生まれ)も今シーズンはU15となり、レギオナルリーガというドイツ全土に6つあるトップリーグで戦います。当時はU13だったため、U14とU15の2回ほどチームが変わるタイミングがありました。実際に何人の選手がクラブに残れているのでしょうか。
2017/18シーズン(U13):19名
2018/19シーズン(U14):22名
(5名が去り、8名が加入。=+3名)(途中、2名が移籍=-2名)
2019/20シーズン(U15):19名
(5名が去り、4名が加入。=-1名)※5名のうちU13にいた選手は3名
U13からいた選手はU14に上がる時点で5名+2名がクラブを去り、U15に上がる時点で3名がクラブを去っています。19名いた当時の選手は9名のみとなりました。
移籍はクラブの決断(=残れません。)のみではなく選手から、合わない、モチベーション、試合に出れない、他の強豪クラブへ行くなど様々な理由で自らクラブを去る場合もあります。
今後はU16、U17、U19(U18.19)とまだまさ先は長いので、まずは今シーズンのレギオナルリーグでの活躍を期待し、応援したいと思います。