オランダ:エンスヘーデ(Enschede)で行われた国際交流大会【 Vogido U14 Tourment 2019 】に行ってきました。
この大会には7か国から12チームが参加していました。
大会方式
- 大会期間:3日間
- 全試合 :35分:1本
- 年 代 :U14(2005年生まれ)
- 6チームの予選リーグを行い、各1,2位、3,4位、5,6位、各4チームで順位決定トーナメントを行い最終順位を決定する。
- トーナメント方式では延長戦はなく、即5人のPK戦を行う
参加チームと各チームのトップチームについて
- PEC Zwolle(オランダ):1部リーグ
- FC Twente(オランダ):2部リーグ
- KRC Genk(ベルギー):1部リーグ
- RKSV Vogido(オランダ):主催クラブ ※アマチュアリーグ
- Hamburger SV(ドイツ):2部リーグ
- NAC Breda(オランダ):1部リーグ
- VfB Stuttgart(ドイツ):1部リーグ
- Malta FA(マルタ):代表チーム
- FC Basel(スイス):1部リーグ
- Ventforet Kofu(日本):2部リーグ
- FC Nordsjaelland(デンマーク):1部リーグ ※過去に川口能活選手が所属
- De Graafschap(オランダ):1部リーグ
ドイツでも様々な大会が開催されています。レベルや参加国も様々ですが、アマチュアクラブが主催し、ブンデスリーガや各国のトップクラブを招待し行うことは良くあります。
予選リーグ:結果(1)
予選リーグ:結果(2)
準決勝:結果
決勝・3位決定戦:結果
最終順位
- KRC Genk(ベルギー)
- FC Nordsjaelland(デンマーク)
- VfB Stuttgart(ドイツ)
- FC Basel(スイス)
この4チームは抜けれいて、他クラブとの差は歴然でした。育成大国と言われたドイツのクラブは準決勝でデンマークに敗れ、アヤックスのCLの結果もあり、昔も現在も育成で評判のあるオランダからは準決勝に進出するクラブはありませんでした。
デンマークのFC Nordsjaellandは、中盤に大きい子はいましたが、そこまで線が太いわけではなく、すべての選手が高い技術と戦術理解・状況判断のなかでプレーしていました。育成=デンマークとはピンとこないですが、とても興味深いクラブのひとつになりました。
大人と子供のサッカー:個人的見解
同年代のサッカーでも子供っぽいなぁと感じる試合や大人のサッカーだなぁと感じるとこもあります。その差は単純に体格やプレーのダイナミックさではなく、チームとしてサッカーがあるか、各ポジションの特性があるか、状況に応じて個人~チームでプレーしているか、判断や狙いのあるプレーをしているか、試合やプレーに対する集中力などがあげられるのではないかと思います。もちろんそのなかで、高い技術があり、身体的特徴なども関わってきます。
技術練習と戦術練習のバランスや組み合わせがこの年代の前の時点で大切なんだと感じました。わざわざ「この練習は◌◌の練習だ!」という必要はありませんが、年代とレベルに合わせて、しっかりとした根拠と狙いのある練習(試合におけるどんな状況に対して、どうして行うか)を子供たちに提供することが育成年代の指導者の役割のひとつであると思います。