ドイツの冬は室内サッカー

今年も残すところ約1か月となりました。かなり気温も下がり、外で練習することが厳しい時期となりました。

子供たちの公式戦もひと段落し、冬の期間は室内へと移行します。主に12月、1月は室内で練習を行い、室内での大会が多く開催されます。

大会によって、ルールは異なりますが、壁ありサッカー(フットサル)が主流です。

フットサルと大きく異なる点は

  • 少年用サッカーゴール / ※フットサルゴールで行うこともあります。
  • 壁がある

があげられます。少年用サッカーゴールで行うことで、ゴールが生まれやすく、ゴールキーパーはサッカーと同様の守備エリア(ゴールの幅)を守ることになります。壁があることでプレーが途切れることが少なくなり、壁パスなどで多くのプレーのバリエーション、選択肢が生まれます壁際では手で壁を抑えながら、反対の手で相手をブロックした状態でボールキープする場面も生まれます

大会は街クラブが主催し、募集して様々なクラブが参加することもありますし、ブンデスリーガや海外のクラブなどを招待し、参加することもあります。


Spvgg 06 Ketsch が主催し、多くのブンデスリーガのクラブが参加している大会です。


FC Rheinsüd Köln 2010 が主催している大会で、こちらも多くのブンデスリーガのクラブが参加しています。


もちろんブンデスリーガのクラブばかりが参加しているわけではなく、様々な規模、レベルの大会が各地で開催されています。

↑↑↑ こちらの大会は室内フットサル場で、フットサルゴールで行われた大会です。街クラブが多いなか、フォルトゥナ・デュッセルドルフオランダからVVVフェンロが参加していました。


室内での利点

大会中は保護者の方やチーム関係の方などのサポートで飲食のコーナーがあったり、食事の提供があったりします。

スポンサーのサポートによって開催されている大会も多いです。地域や企業、様々人たちとの関わりが生まれます。

※上記の2点は、冬や室内に限らず、その他の期間も外でもあります。

暖かいところでサッカーができ、保護者の方も暖かいところで観戦ができます。軽食ととったり、コーヒーを飲みながら応援できるので、保護者も子供たりも指導者も室内で行えることに満足している人は多いと思います。

冬の期間の最後の方は、そろそろ大きいグランドでサッカーがしたいと思い、再び外でサッカーをするときには新たなモチベーションで開放されたかのように動き回ります。

そして、新しい刺激を受けて大きく成長する子供たちも多いと感じます。