ドイツのU17は日本でいくつ!? 日本のU13はドイツだと…!?

カテゴリーを分けるときに年齢でわけることは普通にあります。それは日本もドイツもかわりません。ただ日本では学年ごとにわけられるのに対して、ドイツでは生まれ年で分けられるので、毎回こんがらがっていました。。。

ドイツでは以下のようにカテゴリー分けがされています。※2018/2019シーズン

A-Jugend … ユースA = U19とU18 ※2000年、2001年生まれ

B-Jugend … ユースB = U17とU16 ※2002年、2003年生まれ

C-Jugend … ユースC = U15とU14 ※2004年、2005年生まれ

D-Jugend … ユースD = U13とU12 ※2006年、2007年生まれ

E-Jugend … ユースE = U11とU10 ※2008年、2009年生まれ

F-Jugend … ユースF = U9とU8 ※2010年、2011年生まれ

G-Jugend (Bambini) … ユースG = U7とU6 (バンビー二) ※2012年、2013年生まれ

Minikicker … U5 ~ ※2014年生まれ ~

カテゴリーは2年ごとにわかれていますが、クラブのかかえる人数やクラブ事情によってチーム数は異なります。

例えばC-Jugend(ユースC)として1チーム(=U15とU14が合同)のところもあれば、C-Jugend(ユースC)1~4など4チーム(U15:Aチーム、U14:Aチーム、U15:Bチーム、U14:Bチーム)かかえているクラブもあります。

「何ユースが試合してるの?」と聞かれることもありますが、「何年生まれの子たち?」という会話をすることがよくあります。

 


【まとめ】

ドイツ基準でまとめてみます。新シーズンの7月から翌年3月まで…

ドイツでのU19 = 日本の大学1年の早生まれと高校3年(4~12月生まれ)

ドイツでのU17 = 日本の高校2年の早生まれと高校1年(4~12月生まれ)

ドイツでのU16 = 日本の高校1年の早生まれと中学3年(4~12月生まれ)

ドイツでのU15 = 日本の中学3年の早生まれと中学2年(4~12月生まれ)

ドイツでのU14 = 日本の中学2年の早生まれと中学1年(4~12月生まれ)

ドイツでのU13 = 日本の中学1年の早生まれと小学6年(4~12月生まれ)

ドイツでのU12 = 日本の小学6年の早生まれと小学5年(4~12月生まれ)

ドイツでのU11 = 日本の小学5年の早生まれと小学4年(4~12月生まれ)


面倒なのが、4月にドイツでは継続してシーズンが続いていますが、日本では学年が上がり、新学年がスタートします。。。

ドイツ基準4~6月。(=ドイツでのシーズン、ラスト3ヵ月)

ドイツでのU19 = 日本の大学2年の早生まれと大学1年(4~12月生まれ)

ドイツでのU17 = 日本の高校3年の早生まれと高校2年(4~12月生まれ)

ドイツでのU16 = 日本の高校2年の早生まれと高校1年(4~12月生まれ)

ドイツでのU15 = 日本の高校1年の早生まれと中学3年(4~12月生まれ)

ドイツでのU14 = 日本の中学3年の早生まれと中学2年(4~12月生まれ)

ドイツでのU13 = 日本の中学2年の早生まれと中学1年(4~12月生まれ)

ドイツでのU12 = 日本の中学1年の早生まれと小学6年(4~12月生まれ)

ドイツでのU11 = 日本の小学6年の早生まれと小学5年(4~12月生まれ)


【実例】

高校を卒業して4月にドイツに渡る場合:

4月~12月生まれでは、U19のラスト3ヵ月と重なり、1シーズンと考えると現実的には次のシーズンに大人と同じカテゴリーとなります。

早生まれの場合では、U18のラスト3ヵ月と重なり、新シーズンはU19として1年間活動することができます。もちろん大人のリーグに登録、出場することもできますが、対格差、ドイツでの経験がない状態ではなかなか上のリーグでは厳しいと予想されます。U19(ユースA)に登録するメリットとしては、大人に比べて対格差が少しなくなる(結局は大きい選手ばかりですが。。。)、U19の1部(ブンデスリーガのクラブが多く参戦)は厳しくとも2部でやれる可能性は十分にある。その経験を踏まえて、後期にユース1部に移籍したり、新シーズンに大人のカテゴリーでプレーしたときに自然に入れることも考えられます。

もちろん実力や運などで、大人でも上のリーグで活躍できる選手がいるのはもちろん、ユースでも活躍できない選手がいるのは言うまでもありません。

 

日本の子供たちも世界で戦える素質は十分にあると感じています。なかなか難しいですが、小学生高学年や中学生年代で一度海外のサッカーに触れるのは、その子が上を目指すのであればプラスになると感じます。差を感じて、試行錯誤するのか、自信をつけて、さらに打ち込むのか。どっちに転んでもプラスかなと感じます。