2018年10月にドイツに戻ってからは、アイントラハト・フランクフルトの育成の練習見学に行っていました。U19からU10まであり、それぞれに監督とコーチがいて、主に2人態勢でトレーニングをしています。
GKコーチはU10-13、U14-16、U17と19で計3名がおり、年代があがればフィジカルの部分も専門家が担当します。
昨シーズンのU13の経験と今回約1か月通して各学年を見た印象としては、クラブとしてのテーマと年代によってのテーマを中心に練習内容や重視するポイントが決まっているように感じました。
年間でコロコロテーマが変わるのではなく、年間通して◌◌をやり通りた。クラブとしてこういうサッカーをする。という感じでしょうか。
U13でいうと、11、12歳からスタートして、年明けから13歳になる子たちです。ゴールデンエイジと呼ばれるこの年代では徹底的に技術練習が行われています。
技術練習の概念が日本とドイツでは少し異なるのか、リフティングは年間通して数えるくらいしか行っていません。リフティングがメインのトレーニングはほぼゼロだったと思います。
対面パスもやらないということはないですが、距離や角度、状況を考えたパス練習になります。
U12以下も技術練習、1対1の練習を中心にU13と比べると遊びの要素が入った練習(ハンドパスでの試合やドリブル競争など)が入ってくる感じでした。
練習でのアップは身体が出来てくるU14くらいから、フリーの時間であったり、チームでまとまってアップの時間がありますが、U13以下では、技術練習から入ることが多い印象です。もしくは、アップであり、技術やフィットネスの要素も入る練習(対面でパスをして、反対に移動するときにラダーや動作運動などを入れる。など)を行っていました。クールダウンの時間もなく、試合で絞めて、終わったら片付けをして、更衣室へと戻っていきます。
U16以上になるとU17,19のユース1部、2部リーグに参戦していることもあり、チームでアップ、技術練習やフィットネス、グループや戦術など大人と同じような流れで行っていました。
練習時間は1時間30分(90分)で居残り練習はありません。早く来てボールを蹴っているということも少なく、更衣室に集合して、いろいろしゃべり、時間になったらみんなでグランドに移動して、練習、みんなで更衣室に戻って、それぞれ帰って行く。といった感じです。
※個人的な経験や印象、感想のため、グラブの本質や事実とは異なる可能性があります。