2020年2月22日(土)のU17 ブンデスリーガ:南西地区:第19節 【 アイントラハト・フランクフルト 対 TSG 1899 ホッフェンハイム 】に登録された計32名(※TSG1899ホッフェンハイムの2名は不明)の在籍歴等について調べてみました。
日本でもドイツでもアカデミーの目的のひとつにプロ選手の輩出があると思います。アカデミーからのトップ昇格や登録を考えるとユースでの活躍が絶対条件になります。
その前にユース(U18)に在籍するまでには日本ではJr.ユース(U15)、ジュニア(U12)が存在します。ドイツではU19をユース年代のトップに以下U17、フランクフルトではU10まで、ホッフェンハイムではU12までチームが存在します。
日本での理想はスクール活動によってサッカーの普及を図りながら、タレントの発掘、そして、ジュニアに繋げ、Jr.ユース、ユース、トップチームというのが理想でしょう。ドイツでも小さいときからアカデミーに所属してそのままトップ登録というのが理想ではあると思いますが、なかなか両国とも簡単にはいきません。日本でもJr.ユースからユースへ昇格できず、高校サッカーを経て、Jリーガーになったり、ユースからトップ昇格はならず、大学を経てトップチームで入団という話も珍しくはないでしょう。ドイツでも早くからアカデミーに在籍するのは良いのか、良くないのかという内容の話題も出ます。
その結論を出すのは難しいと思いますので私個人の見解としてドイツにいて思うことは、クラブで選手を育てるのはもちろんですが、移籍によって地域で選手を育てるという感覚がこちらにはあるように思います。
前置きが長くなしましたが、下記が両チーム(2020年2月22日の試合に登録した32名)の在籍歴などです。
年代やクラブ、チームや試合によってメンバーなどは異なりますが、今回調べたなかでは、両チームとも 在籍歴3年 / U15から が一番多い結果となりました。両クラブともU15から他のブンデスリーガのアカデミーチームとのリーグ戦が行われます。U14はU15の2部リーグに参戦しているため、必然的にレベルは下がります。U13以下となるとそもそもリーグ戦に参戦しなかったり、公式戦が行われたとしてもトップレベルのチーム同士の対戦はほとんど行われません。
よってU17のチームに在籍もしくはU17ブンデスリーガに参戦を考えるとU14の時点でのクラブの評価やU15での活躍がひとつのポイントになるのではないかと考えられます。
もちろんその後も厳しい競争が待っていて、トップに昇格できるのはほんの一部で、プロであり続ける選手、活躍できる選手ともなればさらにその数は限られます。
※今回の調査対象は1試合ですので、人数等に関しては参考程度に読んでいただければと思います。