2019/20シーズンを振り返るとともに公式戦15試合の時点で各選手がどれくらい公式戦に出場しているか調べてみました。
まずは私たちのチームについて少し説明します。
フランクフルト市内にある Spvgg.05 Frankfurt Obrrad はフランクフルト市内で古くからあるスポーツクラブです。創立は1905年で、約115年の歴史があります。フランクフルトを本拠地とする アイントラハト・フランクフルト とは育成年代における提携を結んでいます。
参戦しているリーグは実質U15の4部リーグで、フランクフルト市または周辺の街クラブが参戦しています。U15の2部リーグに当たるヘッセンリーガにはヘッセン州の強豪クラブやアイントラハト・フランクフルトなどのブンデスリーガのアカデミーチーム(U14)が参戦しています。U15の3部リーグはヘッセン州に2つあり、4部リーグは6つ存在します。
私たちの今期の目標は『3部リーグ昇格。さらに来シーズン2部リーグ昇格を狙う』ということでスタートしました。
メンバーは22名(FP:20名、GK:2名)でスタートし、年代はU15とU14の混合で人数も半々くらいです。
公式戦は16名のメンバー登録(5名のベンチと4名のメンバー外)、自由交代(1回ベンチに下がった選手がもう1回出場することができる)で行われています。
ドイツではみんな公式戦に出ているの?
ここから本題の部分に入りますが、シーズン初めは22名でスタートしましたが、昨シーズンから大きな怪我をしている選手が1名、開幕前に怪我をしてしまい、チームを去ってしまった選手が1名いるので、実質20名が対象となります。
結論から言いますと、ここまで公式戦に出場していない選手はいません。
しかし、ここで問題になってくるのが出場時間です。
ここまで 公式戦 15試合=1050分 行いました。(U15は前後半35分の計70分)
1番多い選手は1050分(100%)が1名いました。さらに90%以上出場した選手はもう2名で、計3名が90%以上の出場時間となります。
50〜89%の出場時間の選手が7名、
30〜49%の出場時間の選手が7名、
1番少ない選手は31分(2%)でしたが、メンバー外などの時は2軍の公式戦に出場しています。
常にいる選手の中で少ない選手は、245分(23%)、278分(26%)の2名ですが、途中怪我などで離脱していた期間があります。また常に交代出場という訳ではなく、2名とも先発出場の試合もあります。
GKはU15とU14の選手が1名づつ、計2名いますが、基本的には1試合交代で出場するという流れて行っています。
この他に練習試合や夏の準備期間いは1日で行われる大会に出場したり、冬の間は室内の大会に出場したりしました。
※今回は今シーズンのこれまでの記録ですので、他のシーズンやリーグ、監督によってはもちろん選手の出場時間に対する意識が異なることは容易に考えられます。
シーズンのメンバー決めや公式戦について感じたことは、
- 選手の人数は指導者が決められるので、目的によって適切だと思われる人数でチーム作りができる。※今回は、昇格が目標であり、強度の高い試合運び、練習内容を予定していたので、FP20名という少し多めの人数でスタートしました。
- シーズン前にメンバーを考えるときにポジションごとに考える。(例:CBはいるから得点できる選手が必要・足の速い選手が少ないからスピードのある選手が必要など)
- 公式戦で自由交代なので、出場機会が増える。
- 状況により、レッドカードの前に5分間退場という処置がある。
- 選手、家族側からも学校や家庭の事情で公式戦を休むと言ってくることが思ったより多い。
- 2軍などと協力して、選手の行き来が可能。(2軍も単体のチームとして活動していて、公式戦に参戦している)
日頃の練習が大切なのは間違いないですが、やはり試合が選手を大きく成長させてくれるということに違いもないと思います。