今シーズンはコロナの影響で異例のシーズンとなり、それは現在進行中です。
ですが、5月下旬より練習が再開し、現在は来シーズンに向けて動いています。ドイツのシーズンは通常は6月30日と7月1日でシーズンが変わります。6月30日までが2019/20シーズンで、7月1日からが2020/21シーズンとなります。
6月はまだ19/20シーズン中ですが、今月よりU12(来季のU13)の指導と来季に向けた選手選考が始まりました。U12の中で来季も残る選手は既に確定しています。シーズンを戦う上で必要な人数を確保するために、チームの補強のために、数名の選手を獲得していきます。
来シーズンはGruppenliga(グルッペンリーガ)というリーグに参戦するのですが、このリーグはU13年代で3部まであるうちのトップリーグとなります。移動等の負荷がかからないように範囲がフランクフルト市と近郊の都市までとなっていて、ヘッセン州には同様のリーグが6つ存在します。
育成年代の移籍
通常では5月くらいから練習参加などを行い、翌シーズンのチームを決めていく流れが多いと思います。今シーズンはコロナの影響で中断期間がありましたので、実際の練習参加は今月からとなります。ここに至るまでは選手側からクラブにコンタクトがあったり、チーム側から他の指導者等にコンタクトを取り、選手の情報をもらったりします。
また来シーズンは新しい指導者と共に活動するのですが、その指導者が在籍していたクラブからも数名獲得する予定です。日本では『選手を引っ張る』ということで良いイメージはありませんが、『この指導者と一緒にサッカーがしたい。』と思う選手や保護者も少なくないので、そういった選手たちは指導者の移籍と共に選手もチームを変えることもあります。
私たちの状況
上記で記載したようにこの地域の中のトップリーグに参戦するので、そこを視野に入れながらの選手構成となります。選手たちも優勝争いをするチームでプレーしたい、今後U14やU15で上位のリーグでプレーしたいと思っている選手が多く参加してくることが考えられます。
既に数名練習参加をしていて、来週は10名近くの新しい選手のみで練習となります。数回の練習参加を行い、必要な人数を獲得することになります。
U13は9人制で戦うので、18名ほどの人数で考えています。少し多いようにも感じますが、この年代では、家族で旅行、学校の行事、誕生日パーティーなどで休む子たちも多いので私たちのチームではこの人数で考えています。
決定権は子供(選手)
練習参加をした選手とは保護者も含め話をするのですが、多くの保護者は『最後は子供が決めることですので。』ということで、決定権を子供に託します。また練習参加をするにあたっても、家からの距離や練習時間、頻度などを考慮して、地元の友達と遊ぶ時間、サッカー以外の時間を確保した中でチーム選びをすることが多いと感じます。