ドイツで転職しました。

タイトル通り、転職しました。

昨年10月に観光ビザでドイツに戻ってからの1年は、かなり大変な1年でした。時系をおって整理し、その都度の『たら、れば』をまとめていきたいと思います。

※ドイツ滞在の目的がサッカーの指導等にありますので、夕方16-17時くらいからの練習に間に合う仕事を探していました。
※ドイツで一定額以上の年金を2~3年納めれば、ドイツ国内のどこでも働ける就労ビザを得ることが出来ます。私はまだ指定の場所/会社でしか働けないため、ビザの書き換えが必要でした。

 

時系列:

  • 2018年10月観光ビザでドイツへ入国。この時点で友人を通じてドイツの企業の内定(電話でのOK)をもらっていて、現地で少し面接を行い、すぐに就労ビザ申請の手続きを開始。
  • 2018年11月:下旬には就労ビザを取得。※2年間の滞在許可をもらう
  • 2019年01月:転職を決意。※労働環境が話していた内容とは違い、サッカーに関わる時間が取れなかったためなどの理由。
  • 2019年03月:転職先(外国人経営の日本食レストラン)の候補を見つけ、契約書を交わす。
  • 2019年04月:会社に辞職願を送り、転職の準備を進める。
  •       :中旬、会社を辞める。
  •       :下旬、転職先の候補から『今回はやっぱり雇えない』と連絡が来る。
  •       :下旬、ドイツ滞在の長い方に相談したら、紹介したい仕事があると転職先(日系企業)を紹介してもらう。
  • 2019年05月:面接を経て、契約書を交わし、転職の手続きを進める。
  • 2019年06月:上旬、外国人局に書類を提出し、労働局の審査と労働許可を待つ。
  • 2019年07月:転職先から『手続きに時間がかかるようなので、他の人材を確保したので雇えない』と連絡が来る。
  • 2019年09月:友人、知人のサポートで転職先を2つ見つけ、2つの働き先収入を合わせて申請することにする。
  •       :2つの転職先と契約書を交わし、転職の手続きを進める。
  • 2019年10月:上旬、外国人局に必要な書類を提出し、労働局の審査と就労許可を待つ。
  •       :末、無事に就労許可をもらう。(転職完了)
※今回はパスポートに滞在許可を張り付けるタイプではなく、カードタイプのため、4~5週間後にカードを取りに行く。それまでは、仮の書類を保持。
※3年の滞在許可をもらう。2年は指定の働き先のみで仕事が可能で、2年後からはドイツのどこでも働ける滞在許可へと変更可能になる。

 

 

今回の転職における『たら、れば』とまとめ

どこでもよければドイツでは結構多くの働き先がある。日本食レストランでは日本語で大丈夫なところもあり、英語を話せればさらにその選択肢は増える。もちろんドイツ語のレベルによっても選択肢は変わる。

指定の働き先でしか働けない滞在許可(就労ビザ)からの転職は時間がかかるため、雇用者、非雇用者にとって難しい状況にある。※地域や人によるが1~3ヵ月くらいかかる場合もある。

ワーキングホリデーや働いてよい学生ビザなどからの転職であれば、スムーズに進む場合も多い。

書類社会のドイツであるが、契約書の持つ意味は微妙である。今回の私のように契約書を交わした後に『やっぱり。。。』となっても、その会社ともめている時間と労力、『では、雇うことにします。』と言われたところで信用のないところでは働くことを考えると、次を探した方が良い。という選択を私はしました。

『サッカーがある』はこちら側の勝手な話であり、いろいろ条件を付ければ、選択肢はどんどん減っていく。

どうせ働くのであれば、ドイツに来た早い段階(ワーキングホリデービザ)の時点で就活をしていたら。最初に語学学校で語学を学び、Ausbildung(職業研修:3年)をしていたら。これからAusbildungをしようか。などと考えたこともある。

クラブの監督や保護者、いろいろな友人も協力してくれたが、やはり時間や給与面での条件が合わず、話は進まなかったが、サポートは嬉しかった。

 

プチ情報

ドイツでは基本的にひとつの会社で正社員として働き、滞在許可・就労許可をもらうことが多いですが、複数の働き先の収入を合わせて滞在許可を申請することも可能です。

地域や家賃によって、最低限得なければならない給与は異なります。私の場合は、フランクフルトで申請を行い、家賃が400ユーロ弱、この場合は手取りで1100ユーロ以上(額面上、約1,550€)の収入が最低条件でした。

一度下りた滞在許可は基本的には有効。私の場合は、最初に下りた2年間の滞在は有効ですので時間的な心配はしないでください。と外国人局の人に言われました。収入面の心配はもちろんありますが。。。

会社を辞めたあとの健康保険は個人で支払わなければなりません。私の場合は月に約200ユーロ程でした。収入の目途が立たないなかでのこの出費はかなり厳しいです。

失業保険は6ヵ月以上働いたあとでないと申請ができないので、今回は申請をしていません。

 

※今回の情報は私の個人的な経験と個人的に調べた内容になります。滞在許可などはドイツに住む外国人にとって、とても重要なことですので、しっかり調べて申請等を行ってもらえればと思います。