私たちのクラブでは毎年2回、秋休みにU-9、春休みにU-11の大きな大会を開催しています。この年代での最大規模の大会で参加チームもドイツトップレベルのみでなく、近隣の国からも参加します。
私がこのクラブに入った初年度にU-9としてこの大会に参加していた選手たちが今担当しているU-11の選手たちになりました。U-9からU-10に変わるタイミングで私が受け持ちましたが、この移籍期間に約5人の子供たちがブンデスリーガクラブのアカデミーチームへと移籍するほど選手が集まっていました。当時はイングランドからマンチェスター・C、イタリアからパルマなどのアカデミーチームも参戦していました。
今年はコロナの影響もあり、国外チームは少ないもののドイツ国内トップレベルのクラブや近郊の国から計36チームで開催となりました。
参加チーム一覧
- TSV 1860 München(3部リーグ)
- Berliner AK(4部リーグ)
- Makkbi Frankfurt(フランクフルト街クラブ/8部リーグ)
- SV Waldhof Mannheim(3部リーグ)
- Beyer 04 Leverkusen(ブンデスリーガ1部)
- 1.FC Union Berlin(ブンデスリーガ1部)
- SV Blau-Gelb Frankfurt(フランクフルト街クラブ/9部リーグ)
- RW Walldorf(ヘッセン州街クラブ/5部リーグ)
- 1.FSV Mainz 05(ブンデスリーガ1部)
- Spvgg.05 Oberrad schwarz(主催クラブ/フランクフルト街クラブ/6部リーグ)
- SC Charlottenburg(ベルリン街クラブ/5部リーグ)
- Soccer for Kids Dresden(ドレスデン街クラブ/ユースまで)
- Eintracht Frankfrt(ブンデスリーガ1部)
- Swiss Football School Zürlich(スイス)
- VFR Heilbronn(バーデン=ヴュルテンベルク州街クラブ)
- TSV Lämmerspie(オッフェンバッハ街クラブ/8部リーグ)
- KSV Baunatal(ヘッセン州街クラブ/5部リーグ)
- Viktoria Aschaffenburg(4部リーグ)
- Fortuna Düsseldorf(ブンデスリーガ2部)
- Slask Breslau(ポーランド)
- Stuttgarter Kickers(シュトゥットガルト街クラブ/5部リーグ)
- SC Vikt. Grieshaeim(ヘッセン州街クラブ/5部リーグ)
- Spvgg.05 Oberrad weiss(主催クラブ)
- Pogon Stettin(ポーランド)
- Karlsruher SC(ブンデスリーガ2部)
- SC Bayer 04 Uerdingen(ノルトライン・ヴェストファーレン州街クラブ)
- Spvgg.05 Oberrad rot(主催クラブ)
- Borussia Dortmund(ブンデスリーガ1部)
- FC Kalbach(フランクフルト街クラブ/8部リーグ)
- FC St. Pauli(ブンデスリーガ2部)
- FC Kalbach(ヘッセン州街クラブ/8部リーグ)
- Borussia M´Gladbach(ブンデスリーガ1部)
- RB Leipzig(ブンデスリーガ1部)
- Spvgg Neu Isenburg(ヘッセン州街クラブ/6部リーグ)
- Spvgg 05 Oberrad grün(主催クラブ)
今年はポーランドから2チーム、スイスから1チーム。ブンデスリーガ1部から7クラブ、ブンデスリーガ2部から3クラブ、3部リーグから2クラブと多くのプロクラブのアカデミーチームを参加となりました。
結果
優勝:アイントラハト・フランクフルト
2位:シロンスク・ヴロツワフ(ボーランド)
3位:TSV1860ミュンヘン
4位:シュトゥットガルター・キッカーズ
U-11の試合でもGKへパックパスし、FWへロングボールを送るというチームを多く目にしますが、この大会に参加しているチームはU-9ですが、すでにチームサッカーをしているところがほとんどでした。
GKからボールを繋ぎ、サイドではコンビネーションや1対1の仕掛け、クロスからのシュート、ロングシュート、ドリブルシュート、またGKもGKとしての風格を出していました。
何よりコロナの影響でこの大会が開催できるのも2年ぶり、最近になりやっとサッカーが日常へと戻りました。
子供たちもグランドを走り回り、保護者も応援し、指導者もみんなでサッカーを楽しむ環境があります。またU-9年代ではありますが、一つのイベントとして遠出したり、違う地域のチームとの対戦やブンデスリーガクラブとの対戦は良い経験、思い出となるでしょう。
数々の素晴らしいプレー、周囲の目をひくプレーがありましたが、一人の選手は多くの大人を魅了していました。彼はすでにプロ選手と同じ雰囲気を出し、プレーをズバ抜けていました。私もいつの間にか彼がどんなプレーをするか、どんな判断をするか楽しみになっていました。
また1人の子供なので今後は分かりませんが、とても楽しみです。