U-11 フランクフルト地区リーグ戦:第2節がホームで行われました。
対戦相手は、マッカビ・フランクフルトというクラブで、サッカー以外にも合計27つの活動を行なっている大きなクラブです。サッカー部門においては育成年代に力を入れていて、フランクフルト市のドイツサッカー連盟認定強化クラブでもあるFSVフランクフルトのパートナークラブでもあります。
マッカビ・フランクフルト(ホームページ)
https://makkabi-frankfurt.de (ドイツ語)
FSVフランクフルト(ホームページ /パートナークラブ紹介)
https://www.fsv-frankfurt.de/Jugend/Kooperationen (ドイツ語)
結果
※引用:FUSSBALL.DE
試合は、0−1で折り返すも後半に4得点を上げ、4−1で勝利しました。
選手個々のチカラとしては私たちが上まっていたという私個人の評価です。では、なぜ0−1という前半になったのかというと、チームとしての戦い方が明確なチームと違うポジション、フォーメンションを試したことが要因の一つではないかと感じています。
どうしてもフォーメーション的にマッチしない場合や噛み合わない部分があります。大人のサッカーになるにつれて、グランド内で選手が判断し、ポジションから少しずれてもチームにとって必要な行動が取れることがありますが、まだ9、10歳の自クラブの子供たちにとっては難しい課題でした。
役割がはっきりしていて、思い切って迷いなくプレーしているときと、悩みながらプレーをしているときでは、雰囲気、表情、結果、全てにおいて大きな差がでてしまいます。
※引用:FUSSBALL.DE
選手へのコーチング
ドイツサッカー連盟のライセンス講習でも、クラブ内のチーム活動開始時にも保護者には以下のような説明を行うことが多いです。
『練習中、試合中に子供にサッカーの指示を出さないようにお願いします。褒めて、励まして、歓声を送り、ただ素直に応援してください!!』
今回、私たち(指導者)の指示の中で以下のことがおこりました。
私『プレスをかけろ!!』
もう1名の指導者『留まれ!!コースを切れ!!』
選手が交代し、戻ってきたときに『A(私)は行け、B(もう1名)は行くな。どっちかわからないよ!!』
指導者側は同時に同じことを言ったわけではなく、
- この状態はコースを切る。
- 今はプレスをかける。
もしくは
- 相手Aにはコースを切る。
- 相手Bにはプレスをかける。
という状況でした。
指導者側はわかっていても、(もしくは普段プレーしなれている選手Aはわかっていても、)今回の選手は理解が出来てなく、混乱させてしまいました。
戻ってきたときに、
『このときは行かない。正しいよ。でも、このときは行かないと相手選手が○○ができてしまうので、チームが困る。だから行けって言ったんだよ。』
『サッカーは状況によってかわるから、全部行かない。全部行くではないよ。』と説明。
そこで今回の注意点ですが、ここにさらに保護者の方が選手に指示を出したらどうなるでしょうか!?
答えは明確です。さらに子供たちを混乱させてしまいます。
さらに今回の選手は『わからない。』と言えましたが、全員が今の気持ちや状況を言えるわけでもありません。普段から選手をコミュニケーションをとり、選手が意見を言いやすい雰囲気づくりも指導者は大切です。
選手(子供たち)の表現したプレー、結果に対してああだこうだ。というのは簡単です。ただ目に見えない、頭の中や判断、狙い、メンタルなど様々部分を考えて指示を出さなければ、それはコーチングではなくなってしまい、誰のためにもなりません。