大量得点差からの練習試合から何を得る

公式戦、練習試合、練習、どの環境においても適切な負荷や課題、要求が大切であると感じます。

今回、練習試合で 39−0 (20−0/19−0) で勝利しました。

ここから得られたことはなんだったのでしょうか。

 

結論から言いますと、相手の含めて双方に良いことはあまりなかったと感じます。そして、明らかなオーガナイズミスでした。

試合中、指導者は点差は関係ない、サッカーをしよう。次の1点が大切。サッカーを楽しもう。と言います。これは間違いではありません。

しかし、あまりに力の差があるなかで、サッカーをして、サッカーを楽しむことはできるでしょうか。相手チームの中には数名嫌になって、自ら交代を申し出たり、帰ってしまう子もいました。

 

それはどうなの。と思う部分もありますが、その子にとっては耐えられない時間だったのでしょう。

 

試合は、U-11、7人制で行われました。最初の数分で明らかな差があり、大量得点差になることは明確でした。

前半はそのままプレーし、後半は相手監督に9対7の人数に差をつけて、変則で試合することを申し出て、相手監督も受け入れてくれました。

しかし、人数でカバーできるものでもなく、後半も前半同様の結果となりました。この日は人数もいたため3本目を予定していましたが、お互いにプラスにはならないということで、3本目は中止という決断になりました。

 

どんな環境でも全力でプレーし、前向きにプレーすることは当然ですが、対戦相手や環境などのオーガナイズも指導者の大切や役割であります。今回はここにミスがあり、このような結果になってしまったと感じます。

 

子供たちは最後まで次の1点を取りに行き、ここの長所、コンビネーション、今までになかったことへのチャレンジ(パスの距離)が見れたので、その部分に関しては良かった部分ではあります。

 

 


今回はリュッセルスハイムで練習試合を行いました。フランクフルトとマインツの間にあるリュッセルスハイム(Rüsselsheim)には、自動車メーカーの『OPEL』があります。