ドイツで審判としてのキャリア形成

 

ホームで行われた練習試合、

審判はこの試合が初審判という若い少年(中学生くらい)。

 

ドイツでの試合までの流れは、

登録メンバーの提出(最近はオンライン:当日は選手証不要)/

審判による登録選手チェック

試合

という流れで行われることが多い。

 

この日も登録メンバーチェックが行われたが、中学生くらいの少年がベテランとともに現れた。緊張した表情とベテランから『彼は今日が初めて笛を吹く試合』と説明。

チームのもう1名の指導者が『緊張してるか?』と聞くと、彼も『少し。。。』と緊張した表情で答えた。

ベテラン審判は、『初試合だから緊張するのが普通だ。』とフォローするが、いつもは少し騒がしい子供たちも協力的に登録選手チェックを行なっていた。

 

審判が番号を言って、選手が名前と生年月日を言う場合もあれば、

審判が名前を言って、選手が生年月日と背番号をいう場合などもある。

 

 

試合は、9人制(ペナ間/オフサイドあり/1人審判)で行われた。

 

笛は少し弱く、外から見ても課題は多いが集中してジャッジしていたのが伺えた。

試合前、試合中(外部から少し声かけ/アドバイス)、ハーフタイム、試合後とベテラン審判とコミュニケーションをとっていた。

 

試合後に挨拶に行くと、少し安心した表情が見れた。

 

ドイツでは14歳から審判のキャリアをスタートできるらしい。

練習試合とはいえ、公式戦と流れや試合時間などは変わらないので、彼も試合経験のなかから成長していくのだろう。

 

彼の初試合に巡り合えたことは嬉しい気持ちになった。今後の彼の成長と活躍を応援したい。