育成に定評のある TSGホッフェンハイム 主催のミニ大会に参加してきました。
参加チーム
- U11 TSGホッフェンハイム
- U11 VfBシュトゥットガルト
- U11 SSVロイトリンゲン
- U11 Spvgg.05オーバーラード
各チームの成人1軍は、TSGホッフェンハイム、VfBシュトゥットガルトがブンデスリーガ1部、SSVロイトリンゲンが5部リーグ、Spvgg.05オーバーラードが、6部リーグに参戦しています。
この地域(ドイツ南部、南西部)の育成年代ではVfBシュトゥットガルト、TSGホッフェンハイムは常に上位に位置しています。
U-19 ブンデスリーガ
(2022年3月13日現在)
※出典:FUSSBALL.DE
U-17 ブンデスリーガ
(2022年3月13日現在)
※出典:FUSSBALL.DE
U-15 レギオナルリーガ
(2022年3月13日現在)
※出典:FUSSBALL.DE
名前だけを聞くと、どうしてもブンデスリーガのアカデミーチームに強さの期待や想像が大きくなってしまいます。
しかし、実際の結果は以下の通りです。
対 TSGホフェンハイム 2−2 △
対 SSVロイトリンゲン 1−1 △
対 VfBシュトゥットガルト 4−0 ◯
各チームの印象は以下の通りで、
TSGホッフェンハイムは技術、判断の良さがあり、チームとして戦っていましたが、個、フィジカル面では大きな脅威は感じませんでした。(1タッチパスやフリーランの良さがあり)
SSVロイトリンゲンは参加していた4チームで一番フィジカル面での強さがあり、アグレッシブなサッカーのなかで数名テクニックやスピード感のある選手がいました。(1対1で仕掛けて突破してくる)
VfBシュトゥットガルトは4チームの中で一番小柄で、全体的な技術はあるが、フィットネスとのバランスやスピード感はもう一つといった印象でした。
各クラブによって育成年代のチームをスタートする時期は異なり、ホームページ上ではTSGホッフェンハイムはU 11(KPT)、VfBシュトゥットガルトもU11からスタートしていることもあり、さらに小さい年代になればなるほど、クラブから近い範囲から選手が集まることになります。
よって、上記のU19-15のトップリーグで戦うような育成年代でのタレントは集まりきっていない状態にあると想像されます。
トップチームでもアカデミーの初期チームでも名前は同じですが、状況や条件は想像を超える差があります。
名前を聞くと『おっ』となるのは事実で、期待もします。しかし、この年代(U11)においては同じ子供たちであり、良い試合をした。良い経験をした。勝った。負けた。◯◯が出来た。などの経験を得たのみで、それ以下でもそれ以上でもありません。
クラブ育成においては、チーム指導、スカウト、リーグ(試合/対戦相手)など様々なアプローチが必要で、チームにおいては、技術、身体、アイディア、判断や決断などの観点を考慮して選手、チームへアプローチしていく必要があると感じました。