2022年4月に入って、まさかの雪。土曜日のリーグ戦は中止となりましたが、日曜は腫れ、ヘッセン州カッセルにあるクラブ『KSVヘッセン・カッセル』主催の大会に参加してきました。
結果
結果は、2勝2敗1分で6チーム中4位で終えました。
この年代ではトップチームとアカデミーのレベルがマッチする訳ではありませんが、KSVヘッセン・カッセル(南西地域)とRot-Weißオーバーハウゼン(西地域)は4部に参戦しています。
※2021/22シーズン
しっかりとGKから繋ぎ、チームとしてのコンセプトがあり、個々の判断があるチームとの対戦でした。
7人制の試合で、私たちのチーム状況としては複数名が不参加や数名が復帰明けの選手というなかでの試合でした。
サッカーとはチームスポーツですので、 ◯◯がいれば 試合が◯◯だったら 今日は◯◯ だったなどを試合後に発するのはすべて言い訳で、今ある状況で戦うスポーツで、言い訳は何のプラスにもなりません。
指導者は試合前に ◯◯がいない 試合は◯◯ 今日は◯◯ という事前情報の中でその日にどんなパフォーマンスを予測し、実際のパフォーマンスを評価する必要があると思います。勝手に期待して、伴わない結果に対して感情を表すのは大人のわがままだと感じます。
しかし、サッカーとは結果を求めるスポーツでみんな勝利を目指してプレーします。力量がどうであれ熱量をもって接していくことも大切だとも感じます。
フェアプレー・リーグ
ヘッセン州ではU-11から審判ありの試合(地域によってはU-13から)を行い、それ以前に行う審判なしの試合を『フェアプレー・リーグ』などと呼びます。その名の通り、子供たちが自分たちでジャッジし、フェアプレーの元!?フェアプレー精神を学ぶ!?試合が行われます。
この日も審判なしで試合を行いましたが、大抵この手の試合は荒れます。特に拮抗した試合や他の地域との試合となると尚更です。
子供たちのみでなく、指導者、保護者も熱くなり言い争いをよく目にし、耳にします。
- 勝ちたいから自分たちに優位なコメント
- タフな選手になってもらいたいから相手に優位なコメント
- 見えていないなかでの曖昧なコメント
などは全て荒れる試合に繋がり、結果として怪我のリスクが増したり、感情的になりすぎてサッカーに集中する雰囲気を壊してしまいます。
やはりここでも大人の適切な判断やサポートが必要となります。
※基本的には子供たち同時でジャッジしますが、判断がつかないときなどは指導者が間に入ります。
いろいろな要素が混合するサッカーのなかで、今回は心身(頭)ともにフィットした状態で試合の臨むことの大切さを再認識しました。
KSVヘッセン・カッセル https://www.ksvhessen.de
今回の会場はヘッセン州北部にあるカッセルという街の 『KSVヘッセン・カッセル』というクラブでした。
- 成人 :4部リーグ
- U-19 :1部(U-19 ブンデスリーガ/南・南西地域)
- U-17 :2部(U-17 ヘッセンリーガ)※1部はU-17 ブンデスリーガ
- U-15 :2部(U-15 ヘッセンリーガ)※1部はU-15 レギオナルリーガ
- U-15(2軍) :3部
以上の通り、トップチームをはじめ全てのチームがその年代のトップリーグ/2部リーグに参戦しています。
施設もスタジアム以外にフルピッチのサッカーコートが3面と充実していまいた。
隣のコートではおそらく、U-17のダービー戦が行われていて多くの観客が大いに盛り上がっていました。
U-17 ヘッセンリーガ(ユース2部)の2022年4月3日時点での順位表
※出典:FUSSBALL.DE