私たちのクラブでは毎シーズン2回の大きな大会を主催しています。
その名も 『 KIDS Worldcup 』
秋休み(9月)には U-9 の大会、イースター休み(4月)には U-11 の大会を開催しています。
ドイツ国内のクラブは勿論、オーストリア、ベルギー、オランダなどのクラブも参戦しました。
参加チーム(全40チーム)
🌍ドイツ国外クラブ
- SK Rapid Wien(🇦🇹オーストリア)
- AZ Alkmaar(🇳🇱オランダ)
- Royal FC Antwerpen(🇧🇪ベルギー)
🇩🇪ブンデスリーガ1部
- Bayer 04 Leverkusen
- RB Leipzig
- TSG Hoffenheim
- Eintracht Frankfurt
- 1.FSV Mainz 05
- VfL Bochum
🇩🇪ブンデスリーガ2部
- SV Darmstadt 98
- 1.FC Nürnberg
- Hamburger SV
- SC Paderborn 07
- Karlsruher SC
- Fortuna Düsseldorf
🇩🇪3部リーグ
- 1860 München
- SV Waldhof Mannheim
- SV Wehen Wiesbaden
- Hallescher FC
大会上位クラブ
- 🏅 :Bayer 04 Leverkusen
- 🥈 :1860 München
- 3、4位 :SV Darmstadt 98 / 1.FC Nürnberg
- 5、6位 :AZ Alkmaar(🇳🇱オランダ)/ Royal FC Antwerpen(🇧🇪ベルギー)
- 7、8位 :VfL Bochum / AZ Alkmaar(🇳🇱オランダ)
- 9、10位 :1.FSV Mainz 05 / Fortuna Düsseldorf
- 11、12位 :Karlsruher SC / SSV Reutlingen
- 13、14位 :Hamburger SV / RB Leipzig
- 15、16位 :SK Rapid Wien(🇦🇹オーストリア)/ Eintracht Frankfurt
予選の組み合わせ、その日の調子、チーム状況が結果に影響しますので、この日の結果が全てではありませんが、ブンデスリーガ1部、2部のアカデミーチームは上位の結果を残したチームが多かったです。
各クラブによってチーム指導の年代がことなり、街の規模によっても強さは変わってきます。(大きい町にはたくさんの子がいるので、良い選手が強豪クラブへ行きやすい環境にある / 移動の関係など)
1860ミュンヘンのトップチームは3部リーグですが、育成には定評があり、どのシーズンでも良いチームという印象です。
大会を通じて感じたこと
U-11は、この大会の時点で10歳、11歳の子供たちです。日本では新5年生と6年生の早生まれの代です。
上位チームと下位チームでは何の差があるのか。個々のレベルの差はありますが、下位の結果の選手たちも身体的に優位な選手もいれば、技術的にしっかりした選手もいました。
上位チームに共通していたことは
- チームのサッカーがあり、選手たちが理解したなかでプレーしていたこと。
- パフォーマンスにムラがないこと
- 集中力の高さ
の3つを感じました。
基本的にはGKから繋ぐサッカーが多く、各自がポジショニングをとって打開していくチームもあれば、ボール配給に優れた選手をDFに配置し、その選手が前線に送る役割をするチームもありました。
中盤では判断よくパスを送る選手、個人でボールを運ぶ選手と様々で、
サイドではコンビネーションというよりは1対1で仕掛け、突破していく。
FWは大柄な子も小柄な子もいましたが、総じてスピードのある選手が多かった印象です。
予選を観た感じでは、🇳🇱オランダのAZアルクマール、🇧🇪ベルギーのロイヤル・アントワープFCが一つ抜けているかなという印象でしたが、最終的には5、6位に終わり、上位4チームはブンデスリーガクラブが名を連ねました。(1860ミュンヘンのトップチームは3部リーグ)
何が抜けているかという印象を受けたかというと、スピード感あるサッカーの中で技術を発揮し、さらに良い判断がなされていたことです。
スピードはあるけど、相手に引っかかってしまったり、スピードや技術はあるけど、持ちすぎてしまったり、危険な位置で不必要な1対1の状況に追い込まれたりというシーンが他のチームではありましたが、この2チームはこういったミスは少なく、さらに予想外のプレーも観れて、面白いサッカーをしていました。
今回40チーム、約500名くらいの子供たちが参加してくれたなかで、U-11ではありますが、トップクラブも15クラブ150名以上の若きタレントがいましたので、全体の1%で5名くらい、トップクラブのアカデミー所属選手150名くらいの1%で約1〜2名。
ここからトップクラブでプレーする選手が出てきたら面白いなと思います。