久しぶりに日本サッカーを観ての個人的意見/2022年夏

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2022年7月に一時帰国し、久しぶりに日本サッカーに触れてきました。

日本人がドイツで活動していく上での武器の一つとして、日本サッカーでの経験があると個人的には感じています。最近はコロナの影響でドイツへ海外遠征に来るクラブもなくなり、日本への一時帰国も大変で、日本サッカーに触れる機会が減っていましため良い時間を過ごすことが出来ました。

 

今回は、ジュニア、Jr.ユース、ユース年代と様々なカテドリーを見学させてもらいました。一部指導実践をさせてもらいました。

 

 

 

日本で7年間活動したあとにドイツに渡り、ドイツでの活動も7年となりましたが、私がドイツに来る前に感じていた疑問は、現在でも言われている疑問なので、個人の意見として書かせていただきます。

 

日本とドイツの違いは??


どの観点をみての違いか?によるので、様々な違いがあります。

  • シーズンの時期が違う(🇩🇪:夏スタート)
  • 年代のカテゴライズが違う(🇩🇪:2学年ごとにU-19まであり)
  • リーグ中心か、トーナメントや単発の大会中心かの違い(🇩🇪:年間を通じてのリーグ戦に1軍、2軍、3軍関係なしにチームとして参加)
  • 移籍の頻度の違い(🇩🇪:夏と冬に移籍期間あり)
  • 国際経験の違い(🇩🇪:🇦🇹、🇨🇭、🇧🇪、🇫🇷、🇳🇱、🇩🇰、🇵🇱と隣国)
  • 環境面の違い(🇩🇪:街クラブでもグランド保有/だいたい2面はある)
  • チームに抱える人数の違い(🇩🇪:公式戦出場の1.5倍から2倍くらいの人数)
  • 公式戦のルールの違い(🇩🇪:7人制、9人制を経て11人制。その他細かいルールの違いがあり)
  • スクール環境(🇩🇪:シーズンオフや中長期休みに行われる単発のスクール、プロクラブが行うスクールなどがあるが、🇯🇵で言う一般的なサッカースクールというものはない)
  • 休み(🇩🇪:育成年代における休みはドイツの方が長いと思います。夏やすいは3〜4週間チーム練習なし)

 

トレーニングの違い??(ドイツ目線での意見)


抱えている人数が多くないため、指導者の目の行き届かないところでの練習はあまりありません。

対面でのロングパスなどはほどんど見ません。

リフティングを中心として行うトレーニング時間はほどんどありません。

練習内容理解度は日本の方が早いと思います。

育成年代におけるシュート練習はまずは強いシュート(インステップ)から入ることが多いと思います。

 

指導者の声かけの違い?? /  指導者の本業


ドイツの方がシンプルな声かけが多いと思います。

育成年代においては褒めること、ポジティブな声かけが多いと感じます。

ドイツの指導者のほどんどが他に本業があり、サッカーでの収入は日本より少ないことが多いと思います。またサッカー指導者を職業として生活している人は日本の方が多いのではないかという印象です。

 

育成年代では日本の方が上手い??


このテーマに関しては答えを出すのが難しいですが、個人的にはドイツの方が上手いが逆を見るとドイツの方が上手くない。上には上、下には下。

※ここでの上手い/上、上手くない/下という表現は、抽象的で、個人的に感じる主観的感覚です。

サッカー人口がドイツの方が多く(🇩🇪717万人(会員)/🇯🇵約82万人(選手))、移籍によって自分のレベルにあったチームに巡り合う可能性がドイツの方が高いため、上手いと言われる選手が上位のチームに所属する可能性が高く、さらに移籍による加入があるため上位チーム内での競争はドイツの方が頻繁に行われている。

またなかなかチームのレベルに合わない選手(チームのレベルに追いついていないという意味)も辞めずに自分に合ったチームへ移籍し、サッカーを楽しんでいる印象です。

※チームが合わない、サッカー熱が覚めたという子供も勿論いて、少しの間サッカーを休み、また気持ちが戻ったらサッカーに戻るというこもあります。

 

 

運ぶ、止める、蹴る という技術に関しては日本の方が上手いと感じます。

判断が加わった技術、プレッシャーの中での技術となると難しいところがあります。(判断も問題が関わってくるので/技術はあるが選択のミスによるミス)

守備面に関して、奪う、相手にストレスやプレッシャーを与えるという観点ではドイツの方が上手い/強いと感じます。

ドリブルでの仕掛け、裏を狙う、ゴールを狙う、武器という観点ではドイツの方が迫力があるように感じます。

キーパー(ゴールを守る/シュートを止める)はドイツの方が上手い選手が多いと感じます。

ドイツの方がポジションに特化した選手が多いと感じます。

 

なぜ年代が進むごとに世界との差がある??


上記にもあるようにリーグ環境と移籍、国際経験の違いがあると思います。

 

ドイツの方が練習をしない??


基本的な練習時間は90分、週に3回というところが多いと思います。練習に関していうと最近はパーソナルトレーニングに行っている選手も多くなっている印象です。

試合に関しては、1日に数試合することはなく、基本的に公式戦と同じ時間で公式戦同様に行われます。

たまにハーフを3本という練習試合もあります。2試合というのは聞いたことがありません。(たまに行われる単発の大会は別)

 

 

※これらの意見は個人を特定しての意見でも特定のチームに対しての意見でもありません。個人的なザックリとした印象、見解として書いています。

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