前回のアイントラハト・フランクフルトは、2軍を保有していないうえに今シーズンはヨーロッパリーグへの参戦もありました。
1.FCケルンは2軍を保有していることと、今期は2部を優勝して1年での1部復帰を目指す状況でした。
状況の違う2クラブですが、育成の部分ではどれだけの違いがあるのでしょうか。今回は2018/19シーズンの1.FCケルンの在籍するアカデミー出身選手について調べてみました。
チーム情報
- リーグ:ブンデスリーガ2部
- 監 督:ANDRÉ PAWLAK(ドイツ)
- 選 手:31名(ドイツ国籍:20名 / 外国籍:11名 / アカデミー出身選手:6名 / U19に在籍中の選手:3名)
まとめ
ドイツ国籍の選手が外国籍の選手の倍ほどの人数がいますが、アカデミー出身選手の数はアイントラハト・フランクフルトと大きな差はありません。
- 全選手の【29%】がアカデミー出身または在籍中の選手(1.FCケルン)
- 全選手の【32%】がアカデミー出身または在籍中の選手(アイントラハト・フランクフルト)
※アイントラハト・フランクフルト:【選手:34名】(ドイツ国籍:12名 / 外国籍:22名 / アカデミー出身選手:5名 / U19に在籍中の選手:6名)
大きな特徴はゴールキーパー全員がアカデミー出身(U19の時点で移籍してきた選手も含む)であること。多くの選手がU21を経由してトップ昇格を果たしていること。もしくは両方に登録していること。
アイントラハト・フランクフルトとの違いはドイツ国籍の選手でも他クラブから獲得している選手が多いこと。
この地域はバイヤー・レバークゼンを始め、フォルトゥナ・デュッセルドルフ、ボルシア・ドルトムント、FCシャルケ05、ボルシアMGなどのブンデスリーガ1部に参戦しているクラブが多くあります。その他にも2部やU19ブンデスリーガに参戦してるクラブも多いため、若い選手の情報も伝わりやすく、移籍もしやすい環境にあるのかもしれません。
小さいときからしっかり育成し、トップへの昇格を目指しているとは思いますが、U17またはU19の時点でトップ昇格を見据えて選手を獲得してくるという部分もあるのかと思います。