2020年3月中旬から活動停止だったトレーニングがついに再開しまいた。この間、約2ヶ月が経ちました。まだまだ全てが元通りになった訳ではなく、注意が必要ですが、前へ進んだのは間違いありません。
ドイツのアマチュアサッカーではおおよそ州単位の各サッカー協会がそれそれの地域を管轄し、様々な決定権を持っています。私のいるフランクフルトはヘッセンサッカー協会の管轄にあり、今回のトレーニング再開についてもサッカー協会からガイダンスが出されました。
今回出された主なガイダンス、私たちのクラブでの実際の対策と今回私が行ったトレーニングを紹介したいと思います。
主なガイダンスとチームからのアナウンス
- 1面で20名、半面で10名までが一緒に練習が可能
- 1.5mから2.0mの距離を保つ=コンタクトの禁止
- 更衣室は使用しない
- 1名の指導者に対して10名の選手まで
- 事前に参加者の把握をし、参加選手はサインをして練習に参加する
- サイン後に敷地内に入るときに消毒をしてもらってから入る
- クラブからは州サッカー協会の出したガイダンスをチームで共有し、さらにチーム全体へ(1)団体で移動しない (2)ボディコンタクトの挨拶は行わない (3)入り口で手の消毒を行う などのアナウンス
など
今回のトレーニング
私たちのクラブではグランドが2面あり、成人から子供たち、男子サッカー、女子サッカー合わせて34チームが曜日、時間等をズラして使用することになります。
私たちのチームではまずは週に1回の練習からスタートになりました。20名ほどの選手がいるので、ピッチ1面を使用して監督と2名でグループを分けてトレーニングを行いました。
①ウォーミングアップ ※選手主導
②個人練習(個人でのドリブルや対面パス)※監督が担当
②パス練習(3つの三角形/3つの違うパス)
- 青のマーカーはロングパス
- 赤①から黄色①へパス 〜 黄色①が隣の黄色②へ落とし 〜 黄色②が外の赤②にパス 〜 赤②から黄色②へパス 〜
③パス練習(外の選手が逆サイドへパス)
- 攻撃の選手は外に4名+真ん中に1名
- ボールは2個
- 守備は4名(マーカー間のみ移動が可能)
- タッチ数はフリータッチ
④シュート練習
- 青① → 青③ → 青⑤ へパス 〜 青⑤が青①へ落とし、青①がシュート
⑤シュート練習
- 青① → 青③ → 青⑤ へパスし、青⑤がシュート
- 青⑤は一度反対方向へ動き、タイミングを合わせて、マーカーの手前、もしくは裏でボールを受ける
やはりサッカーというスポーツを行う中で接触が禁止であったり、距地を常に保たなければならない中での練習は内容がかなり制限されてしまし、難しい部分がありましたが、何よりみんなでボールを蹴れる喜びを改めて感じました。