2020年1月18日(土)
マインツで行われたU19の練習試合を観戦してきました。
本日観戦したチームは、U19の1部リーグ(U19ブンデスリーガ南西地区)を前期3位で折り返したホームの 1.FSVマインツ05 U19 と 2部リーグ(U19ヘッセンリーガ)を前期1位で折り返した SVヴェーエン・ヴィースバーデン です。
U19ブンデスリーガは2月上旬から、U19ヘッセンリーガは3月上旬から後期が再開します。
ウォーミングアップは特に変わったメニューはなく、最後にポゼッション、ゴール前からのシュート(シンプルに当てて落としてシュート)、スプリントで締めくくっていました。マインツはクロスからのシュートも行っていました。
今までにあまり見ないチームで練習試合ということもあり、メンバーは誰がスタメンがわかりませんが、背番号的にはマインツは前半が1軍、ヴィースバーデンは後半途中から1軍という雰囲気でした。
結果は:
1.FSVマインツ05 2(1-1・1-2)3 SVヴェーエン・ヴィースバーデン
でアウェイのヴィースバーデンが勝利しました。
個人的な感想:
両チームとも4-4-2(フラット・完全な2トップではなくヴィースバーデンはややトップ下ギミ)のシステムで、マインツが主にボールを支配しながら、ヴィースバーデンが奪ってから素早く縦へ攻めるといった流れで終始試合が進みました。
練習試合ということもあってか、自陣でのパスミスや横方向、マイナス方向へのパスミスも目立ち、そのボールを奪ったチームは得点やビックチャンスへと繋げていました。マインツの1得点以外は相手自自の高い位置でボールを奪い、素早くゴールへと向かったプレーで、自陣でのミスの危険性とシンプルに素早くゴールに向かうことでの得点の確率の高さを感じることが出来ました。
この冬に日本で高校サッカー選手権を観戦してきたとき(昌平-興國・富山第一-神村学園)と今回の試合を比べると、
- 身体つきが一回り大きい・太い
- 幅を使っている・グランドを広く使っている(両チーム)
- 縦へシンプルに早く攻める(ヴィースバーデンのみ)浮き球のみでなく、グランダーでの相手DFの間を狙った走りとパス
- 個人のボールタッチ数が少ない(シンプルにプレーする)
- 守備での身体のぶつかりが多い
- パスの距離は長い
と感じました。今回の高校サッカー選手権の優秀メンバーが欧州遠征に来て、このレベルのチームと対戦した場合はどのような試合になるのかは楽しみでもあります。
また日本の狭い局面でみせる複数での崩しや細かい個々のボールタッチに縦へのパワーと幅をうまく使うことが加われば面白いサッカーになるのではないかと感じます。