2019年8月6日(月)
久しぶりにアイントラハト・フランクフルト(アカデミー:U13-11)の練習見学に行ってきました。今シーズンから指導者も多く入れ替わり、数年前から動いていた育成改革が本格的に始まったようです。
この日はU13が半面、U12とU11が4分の1を使いトレーニングを行っていました。U13、12と新しい監督が指導していましたが、両カテゴリーとも1対1とミニゲームを多く取り入れていました。
ブンデスリーガのクラブのU13はリーグ戦に参戦していないことが多いですが、今シーズンはU12以下もリーグ戦に参戦するか検討しているようです。リーグシステムが整っているドイツですが、すべてのクラブ、すべてのチームにとってプラスになるわけではなく、メリットが少ないと考えるチームはリーグ戦に参加せずに練習試合を行ったり、近くの地域の拮抗したクラブでミニ大会やリーグ戦などを開催しています。
※アイントラハト・フランクフルトU13がリーグ戦に参加しない理由
ドイツではU19以下2学年ごとにリーグが分かれています。
U19,18(Aユース)、U17,16(Bユース)、U15,14(Cユース)、
(以上の3カテゴリーは11人制)
U13はD-Jugend(Dユース)というカテゴリーになり、U13とU12のチームが参戦して、9人制でリーグ戦が行われます。フランクフルトの場合はトップリーグでもフランクフルト市周辺までのエリアのため、ブンデスリーガの育成クラブに対抗できるチームは数えるくらいです。(FSVフランクフルト、キッカーズ・オッフェンバッハ)
そのため毎回10-0のようなスコアになってしまうことが考えられるので双方にとってメリットが少ない環境になります。そのためアイントラハト・フランクフルト、FSVフランクフルト、キッカーズ・オッフェンバッハはU13リーグにU12チームで参戦し、U13はリーグ戦に参加せずに練習試合などを行う流れが主流になっています。