ドイツ育成調査、2018/19シーズンの【1.FCケルン U19 編】をまとめました。
ノルトライン・ヴェストファーレン州のケルン市に本拠地を置く、1.FCケルン。過去に日本人や日本に馴染みのある選手では、奥寺氏、リトバルスキー氏、ポドルスキ―選手、槙野選手、長澤選手、大迫選手などが在籍していました。昨シーズン1部から降格しましたが、今シーズンは見事2部で優勝し、1年での1部復帰を成し遂げました。
U19について
U19年代のトップリーグでドイツ全土を3つに分けた西地区:U19ブンデスリーガ西地区(U19 Bundesliga West)に参戦しており、常に上位にいるクラブです。2018/19シーズンは、優勝がFCシャルケ04(勝ち点:56)、2位:ボルシア・ドルトムント(勝ち点:55)に続き、3位(勝ち点:53)でシーズンを終えました。過去の成績は、2017/18シーズンが4位、その前は、6位、5位、2位という成績をおさめています。
U19に在籍している選手について
- 人数:25名(キーパー:2名 / フィールドプレーヤー:23名)
- 学戦:U19(2000年生まれ):11名 / U18(2001年生まれ):14名
まとめ
一番多いのはU17から在籍する選手の11名で約半分弱になります。ドイツではU15から11人制の公式戦が始まり、U13以下は9人、7人と人数が少なくなり、コートも狭くなります。この地区の強豪クラブはU13から11人制のリーグ戦を行っていますが、U15の時点でどれだけ活躍したかがひとつのカギになるかもしれません。そんな中、11年、12年と在籍している選手がトップチームに昇格するかも注目です。
1.FCケルンを含め、多くのブンデスリーガのクラブが2軍(U23またはU21)を保有しており、主に4部リーグに参戦しています。2軍に昇格したとしても4部リーグですので、ズバ抜けた活躍をしなければトップチーム昇格は厳しいでしょう。
※2018/19シーズン:ブンデスリーガ1部では、アイントラハト・フランクフルト、RBライプツィヒ、バイヤー・レバークゼンの3クラブが2軍を保有していませんでした。
参照;クラブ公式ホームページ(在籍年数など)